旅してみよう、古代ケルトの森
旅してみよう、古代ケルトの森
風の時代など聞くようになりました。聞けば朝のNHK連続ドラマは樹木に関するテーマも今やっていますと聞かされ、何とか見たいと思った次第です。
今回から、「古代ケルト 聖なる樹の教え」(杉原梨江子氏著 実業之日本社出版)から内容を紹介していこうと思います。樹木に携わる者として、余り知られていない知識、情報を共有できたらと思います。今後の生きる術、心の拠り所ともなれば幸いです。知人に紹介された書物、衝撃的でしたから。
表題の古代ケルトという文化、世界観が紀元前からに遡るため、深く壮大、できるだけ平易な語りで、お伝えしていきたいと思います。また著者の意図することに誠実に向き合い、そのエッセンスからぶれないよう努めるつもりです。
それでは、古代ケルトの森へ入っていきましょう。
そこは、オーストリア、ザルツブルクから電車で約2時間のところにある湖畔の街、ハルシュタット。1846年ケルトの遺産が初めて発見された場所であり古代ケルト人が住んでいたとされる、ケルト原点の土地。エリザベス王妃は古代ケルトに興味を持ち遺跡の発掘に立ち会ったと伝えられる。
一本のオークの樹木が神なる光の声を聴き、森に立つすべての樹木にオークがその声の意味を伝えた時、木々に神が宿りそこからケルト宇宙は始まったという。この深いオークの森は人間をよせつけない、そこへ足を踏み入れたのは一人の若者。のちに『ドルイド』と名乗り、古代ケルト聖職者へと繋がる。
樹木は、その若者に宇宙の真理と生命の神秘とを伝えた。彼は人間も肉体の中に≪神≫を宿していることを理解していく。後世、この≪神≫を人は「魂」と呼び、「精霊」、「霊性」などというようになった。この若者は必死になってオークが語ってくれた言葉を人に伝え記憶させるなどしていく。これが聖職者『ドルイド』の始まり。そして伝承された言葉はドルイドの詩となって歴史の変遷に乗っていく。
このケルト人が現れたのは未だに解明されず、紀元前1000年頃ではないかと。ヨーロッパ各地を移住して国をつくらず広い地域を移動していたらしい。古代ケルト人は歴史を一切書き残していない。知れるものは古代ローマ、古代ギリシャ、キリスト教聖職者などが書き記したもの。貴重な資料として位置付けられているのが、「ガリア戦記」ユリウス・カエサル著。
ドルイド達は樹木との対話によって、大自然の知恵、神大宇宙の意思を受けとめ多くの人に伝え人間は救われ導かれてきた。ドルイドの誕生は樹木とともにあったという認識でこのお話をスタートさせていこう。
今後、誕生月樹木や、いろんなエピソード織り交ぜて語っていきます。お楽しみください。今日はこの辺で。続きます。
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