黒い雲の接近

ミルクとポンポンは晴れた日の午後、川辺の作業台の近くでペンづくりに没頭していました。心地よい風とともに、新しい挑戦への好奇心でいっぱいでした。しかし、突如として現れた黒い雲が彼らの思いを阻むように、空を覆い尽くします。あっという間に大粒の雨が降り出し、「せっかく作ったペンが台無しになってしまう。」

雷鳴が轟く中、ミルクの目の前に現れたのが、好奇心旺盛なうさぎのトトでした。「何してるの？」彼は無防備。トトはミルクとポンポンの焦りを察し、彼らに「こっちに来なよ、見つけた秘密の隠れ家があるんだ！」と声をかけます。彼の陽気な姿と言葉に、ミルクは一瞬戸惑いながらも、彼を頼りにすることに決めます。こうして、思わぬ出会いが彼らの運命を変える瞬間となりました。

隠れ家を知る

トトに導かれて向かった隠れ家は、なんとも神秘的な場所でした。青々とした葉が生い茂る木々に囲まれた小さな洞窟の入口があり、そこにはミルクたちが憧れていたような、様々なアイデアを試せる自然の工作台が広がっています。洞窟の奥に進むと、トトは「この場所は特別なんだ。雨からも守られるし、色々な材料が集まってくる場所だから、ペンづくりにうってつけだよ」と自信満々に説明します。

ミルクとポンポンは、トトの言葉に思わず笑顔になり、彼らのペンづくりの夢を広げます。新しい目的地は、ただの隠れ家ではなく、彼らの想像力を解放し、創意工夫を試す場になると確信しました。この冒険の始まりが、彼らにどんな新しい発見をもたらすのか、ワクワクが止まりません。

ここで、彼らは一緒に様々な形・色・機能を持つ素晴らしいペンを作ることを誓い合い、友情を深め合います。更に、トトは特別な材料を見つけるため、近くの森に探検に行くことを提案します。ミルクとポンポンはその提案に乗り、冒険心に満ちた心を持って新たな旅路を進むこととなります。

あらがう事のできない「さだめ」

雨があがって、川べりの場所へ戻ると、そこにあった作業台は流され、あるはずのペンもなくなっていました。ミルクは寂しく、川の流れをみるだけ。見上げる先の空の、雨雲はどこかへ過ぎ去っていました。日が落ち始める中、後ろ向きなネコ、ミルクはつぶやくのでした。「どうしていつも、こうなんだろう。」激しい川の流れをちょこんと座ってみつめるしかありませんでした。（続く）

こじキャラ（こじつけキャラクター）は、

「王冠をかぶったバカボンの顔をしたキリン」です。いかがでしょうかね？（笑）

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