挽物て何?木のお話をしていこう

 挽物て何?木のお話をしていこう

 

こんな漢字、読めませんよね。『ひきもの』と読みます。わかりやすくいうと、挽物(ひきもの)は、お椀や、お皿などろくろを回して木を削って完成させるもの。日本の文化、木工芸においてはこの挽物、指物(さしもの)、刳物(くりもの)などという代表的な木工芸が伝えられてきました。またまた、読めない漢字、違う言葉が出現・・・。ついでに言うと指物(さしもの)は、板状の素材を組み合わせてつくるもの、タンス、障子(ショウジ)などです、刳物(くりもの)は木の塊(かたまり)をノミなど使ってくりぬいて作っていくもの、あえて削りあとを残したような小皿など多々ありますね。読みづらい漢字多すぎですね。これでは、親しみやすいという事からは置かれていきますね。

 

 

 

挽物(ひきもの)はろくろを回すのに何で『まわしもの』ではなく、『ひく』のかと?一般的には、ろくろを回すとは言わず、『ろくろをひく』といいます。

 

1000年の歴史をさかのぼります。ろくろを回すのに昔は1人がロープをひいてろくろを回し、それに別の一人が木を削るという作業をしていたらしい。ここから時の変遷を経て、『ひきもの』といわれるようになったということです。

 

くりもの、さしもの、そして ひきもの、その語源をたどるだけで日常使いの品物に親近感がわくようになりますね。で、このひきもの、発祥の地は滋賀県永源寺町といわれています。平安時代、文徳天皇の第一皇子、これたか親王が生まれます。しかしその後、弟のこれひと親王を天皇へという動きもあり、お母さんが一般の出だったので迫害を受けて山奥に幽閉されてしまいます。その地が永源寺だったという流れです。そして、このこれたか親王が村人たちに技術伝授し、全国に挽物が産地の特色を取り込み広がり、山中漆器、輪島塗、春慶(しゅんけい)塗、河和田塗などと今に伝えられてきています。

 

ひきものには切ない物語が潜んでいるのですね。こういう物語を知っていると、お椀でお味噌汁を頂くにも文化の香り、悠久の長い歴史とともにあるようでこの手にしている今、安らぎを得られる感じにもなります。

 

 

ウッドの素材について、和紙とともに知識を深めるべく出会った「木と生きる、木を活かす」-木地師千年の知恵と技-・・・とのサブタイトルがついている川北良造(人間国宝)師著書から引用しています。

 

これから少し、木について語っていきます。

 

いよいよGW始まります。当店では、ユーチューブ用の広告プロモーション映像が完成しました。ユーチューブ見てましたら、広告が流れてきますよね、で次何するかというと、スキップボタンを押すが圧倒的と思います・・・・・・その広告部分です、そうはじかれる側の立場に回ります。こんなことも裏方側からお伝えしていきますので、一緒に楽しみながら、ブランディングの「壁」に当たっていければと思う次第です。試作品のウッドイヤーカフです。商品化までもう少しです。

 

 

 

 

 

 

 

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TEWOFURUでは、1300年ジュエリー文化がなかった日本美を尊ぶ一方で、『違いは美しさを育み、未来の扉を開く』という信念の下、企業の理念として『本格本物をもっと身近に』したい、また、個々の美しさを生みだせたら、という願いがあります。ことに長い歴史と文化によって育まれてきた日本女性が持つ固有かつ特有の美しさに注目し、様々な観点から個々の魅力を惹きだす挑戦を続けて参ります。直近では、wood jewelry分野に参入、その一助となるべく商品開発に力を注いでいます。「気品を重ねて美しくなる」が底流に流れる大きなコンセプトでもあります。

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