4月30日 今日は魅力的な色をプレゼントしよう
4月30日 今日は魅力的な色をプレゼントしよう
「紅」くれない、べに
赤とは表現できない。昔から、色あいは赤と白なのに、使用されてきたのは「紅白」。紅白歌合戦の文字はこの文字。何の疑問もなく自然に受け入れ、受け継がれてきた文化がある。
xージャパンの楽曲にもある。時代劇に出てくる紅の口紅。「紅」の言葉の響き、文字の受けるイメージは人それぞれ。
日本の伝統色というものがあって、その一つが、この紅。
大量の紅花で、何度も何度も染め重ね鮮やかな色を生み出してきたという。平安朝から、江戸時代に至るまで、一般女性には手の届かない、憧れ色だったと言います。「片紅一両は金一両」と言われて似せの紅や、まがい紅が横行したとか。染めた本紅は、一般には着用できない禁色だったようです。
紅花は、6月から7月頃に花咲くようでこれからなんですね。山形県の県花、千葉県長南町花となっていましてここは、近くに行ったら足を伸ばしてみたいエリアともなりました。意外、黄色いキク科の花なんですね。徐々にあかくなっていくのだとか。棘もあって、朝露で柔らかい早朝に先端の花を摘む、だから「末摘花」ともいう。とげもあり、格言を思わせ、またネーミングからしても情緒溢れる紅花なんですね。
男性からしても、「べに」と読めば、対女性にそれは、妖艶で、エキゾチックな、口紅と連想される方々も多いと思う。また、歴史をしらずとも、自然にその大人の魅力に接してきているから。それ程までに、世の男性を虜にさせる魔物神器でもあるかもしれないですね。1000年を超える「紅」文化が牽引してきたからこその、言葉の響き。そして連想させるイメージ。男性が使用すると、いや、男性女性ともに、それはカッコイイに変化もする。実に七つ変化もしそう。
もし「紅」色を発見したら、豊かさを得れた瞬間。
この色を使うだけで、大きなパワーが備わる。色に時間が載せられている。もしかしてあなたの隠れた魅力が、惹き出されるかもしれない。それは、目に見える形でなく、情緒的なものかもしれない。こうしてみると、日本の色探してみたくなりました。
ファッションにも、生活にも取り入れて、日本情緒を楽しむこんなのもいいかなと思います。
C6M88Y41K14という数値で色合成されている(日本色彩研究所数値準拠)らしいのでご参考に。
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