小津安二郎、監督　日本的美

ただ一つのものだけを生涯えがこうとした。小津が描こうとしたその唯一のものとは、「家」であった。エピソードはつきない。以下の言葉も知らなかった。

映画タイトルに、東京…というタイトルが多いらしい。そこには、集まっては離れていくというはかなきが込められている。

「一番見たいと客が思うものは、隠せ。客に説明しようと思うな。どう解釈しようと客の勝手だ」

東京物語

『東京物語』は、小津安二郎監督の最も有名で、多くの批評家から称賛を受けている作品の一つです。親から離れ東京に住む子供たちを訪ねるお年寄り夫婦の物語が描かれており、家族の絆や日本社会の価値観について深く考えさせられる作品として高い評価を得ています。

父ありき

『父ありき』は、家族のあり方や世代間の摩擦を描いた作品であり、小津安二郎監督の家族をテーマにした作品群の中でも特に注目されています。物語の中で登場する父親の存在が家族に与える影響や、家族内外でのコミュニケーションの重要性が繊細に描かれています。

秋日和

『秋日和』は、季節感や風景描写が際立つ作品であり、小津安二郎監督の作風が色濃く反映されています。自然と人間の関係がテーマとなっており、繊細な演出とキャラクターの内面描写が絶妙に織り交ぜられています。

お茶漬けの味

『お茶漬けの味』は、小津安二郎監督の晩年の作品の一つであり、老いと死に向かう過程を静かに描いた作品です。人生の終焉に向き合う登場人物たちの内面の葛藤や平静な受け入れを描いた作品として、深い感動を呼び起こします。

文学的手法の映画表現への応用

小津安二郎監督は、文学的手法を映画表現に巧みに取り入れることで、独自の芸術世界を構築しました。彼の作品には、細やかなキャラクターの心理描写や繊細な人間関係の描写、独特の語り口が見られます。特に、言葉やセリフだけでなく、映像や演出を通じて物語の奥深さや登場人物の複雑な内面を表現する点は、文学の領域に通じるものがあります。このような文学的手法の映画への応用によって、小津安二郎監督の作品は映画史において独自の存在感を示し、多くの映画作家や映画ファンに影響を与え続けています。

上記の技術的手法の一つに、シーンとシーンの変わり目に、風景を差し込むという手法、カメラを動かさない固定ショットなどの特徴がある。インスタグラム投稿で色々試してみたくなりますね。


以下は、いよいよ動き出します。後ろ向きなネコシリーズ。
楽しくストーリー展開していければなぁと思います。

★ アートでバカンス

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