古代ケルトの森19 4月1日〜4月10日、10月4日〜10月13日生まれ ナナカマド
古代ケルトの森19 4月1日〜4月10日、10月4日〜10月13日生まれ ナナカマド
ナナカマド
霊感の果実
バラ科・落葉高木
シンボル:予言と魔除け
樹木の神託:直観を信じよ、予知夢の通りに生きよ
魂の性質:鋭敏な感受性、芸術的創造、幻視能力
今日は七夕です。たまたまですが、7にあやかる、ナナカマドとなりました。実に皆様もお好きな番号です。良き風習、星に願いを明日こそは、夢実現に向かい半歩でも近づいている事願っております。
ナナカマドの精霊は、予言詩を謳い(うたい)あげる。ナナカマドは芸術的創造のインスピレーションを与えてくれる樹木。詩的感性を持つものは、その歌声を詩につづり、画家は絵に託す。
春から、ブローチのような白い花を咲かせる。実も秋が深まるにつれ、緑色⇛朱色に、やがて真っ赤に染まる。その姿や枯れ木に咲いたルビーのよう。樹高は十メートル近く、樹齢は約二百年。ナナカマドは燃えにくく、我が国では「七回かまどに入れても燃え残る」ことからこの名前がついたといわれている。忍耐強く、理想をあきらめないナナカマド。
また、慈悲深い母の瞳をもった聖なる樹木でもある。あなたが何者かと戦おうとするときに、ナナカマドは強力な魔除けとなってくれるだろう。古代ケルトに伝わる民話の一節の話。「ナナカマド、赤玉、赤い糸、魔女をすぐさま立ち退かす」と歌われている。人々は、悪意のある視線や、誘惑、いわれのない陰口や噂など、あらゆる魔から身を守るために、ナナカマドの小枝を持ち歩いていたという。
ナナカマドの魔除けの力は、果実の表面に記されているから、近くでじっくり見てみるといい。多くの果実とは違って、果実のガクとは反対側にくぼみがあり、そこにギザギザの五角形の星(五芒星、ペンタグラム)がついている。太古の時代からの防御の魔術的シンボルが書き込まれている。
かつてナナカマドは、ダウンサイジングの道具でもあった。古代ケルトでは、金脈を探り当てるにはナナカマドの枝を編んでつくった棒を使ったと伝えられている。ナナカマドを味方にしておけば、富をもたらす友人、宝石、金銀に光り輝く品々を呼び寄せることも不可能ではない。
ナナカマドは「感受性をコントロールせよ」と諭す。魔法は、邪悪なものばかりではなく、浮かれるほどの誘惑にもかかる。そんな時に危険な状態にならぬようにと。取捨選択を正しく行い、絶対に必要だと信じるものを守り続ける直観を培うことだ。芸術家が未知の美を創造していくように、漠然と描いた幻想を現実にして描き出す、インスピレーションを与えてくれることだろう。
ナナカマドの予知力、直観力、魔除けの力を得るためには、トルマリンを持つ。感受性を豊かにする石は神秘の能力を高める、呪術師の魔法の小道具。身につけたいシンボルカラーは、赤い果実の珊瑚色。生き生きした葉のグリーン、金脈を当てるゴールド。ナナカマドの女神は、私たちを苦難から保護し、直観に従って生きる情熱的な人生へと導いてくれることだろう。
ここまで記してきて、人生の行く手には何と驚くほどの試練が潜んでいるのか、そんな感じがします。日常感じない中でも、感情の起伏にどたばた。樹木の神託を知り少しでも冷静になれればいいですね。しかしナナカマド、富へのパワーがあると・・・、ナナカマド誕生木生まれ、身近に誰かいないか?(ふと考えたくなりました・・・バカモン、まだまだ修行足りぬ)
出典:「古代ケルト 聖なる樹の教え」杉原梨江子氏著(実業之日本社刊)より
写真:Wikipedia:ウィキペディアより
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