素敵な真珠のお話をしていこう3!
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「何で神戸が真珠の街?」
神戸にいかれた方はご存知でしょうが、街の中心が「三宮」、その北方向にはなだらかな小高い丘が、続いています。南を向けば、遠く神戸の港が見晴らせるような地形であります。異国情緒あふれる、街並みでございます。このエリア北野といい、大きな観光スポットとして有名ですね。
さかのぼること江戸末期ペリーのお話。日本に開港を迫り、最後のお約束が、ここ神戸。横浜、新潟、長崎、函館と違い一つ居留地として特徴があって、「壁がなかった」といいます。外国人が住む場所を壁で隔てるということがなかった。当時は日本の夜明け、明治の幕開け外国人所得格差は200倍という時代。5万円持っていれば、1000万円価値のものが、外国人には手にできた、こんなイメージ。そんな外国人が、いきなりご近所にすまい、自由闊達に行き交わったのでしょう。
ある時、伊勢(真珠養殖の産地)の業者が、横浜に真珠を売りに行ったそうですが、居留地の壁に阻まれて売れなかった、その時「神戸に行きなさい」と言われ実際に船から降りた外国人に販売してみると、高値で売れたそうです。ここから、北野の街に家、小屋を建て、丘から港を望遠鏡で監視、外国船舶が神戸港につくと一斉に丘を駆け下りて、真珠を売りに行ったそうでございます。その数44件。ここから神戸と真珠との関わり、発展が始まっていくのでありました。
一方で、この北野という土地、明治政府の意向で日本最初にオリーブが植えられた地域でもあります。酸性土壌、戦争など様々な要因で消失してしまったのですが、真珠発展の為、身を犠牲にしてこの地を譲ったのではないかとも言われるらしいです。こんなエピソードを知ると、けなげなオリーブにも美しい神秘的な魅力を感じてしまいます。
真珠とオリーブと、油絵に載せられるような光景が目に浮かぶよう。
この日本最初のオリーブの木が、JR神戸駅北側、湊川神社に唯一の一本が残されているそうです。永く見守ってもらいたいものです。
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