説明

お茶の木の指輪、NEW完成

地元お茶の木を利用して作製した指輪。昨今の時流から、お茶の葉を急須にいれて日本茶をたしなむという楽しみ方も薄れて参りました。天然木に色を浸透させる技術の究明先にお茶の木を試したところ、驚きの連続。もともとお茶の木を旋盤で削っていくと、色白の美人さんです。そうして色を浸透させて削り磨きあげた先に、見事なグラデーションを描いてくれました。オイルを浸透させたすぐのつややかな見栄えは、まるでシルクのような柔らかさを感じさせるような木質模様となります。そのままの状態を本来商品としてお出ししたいのですが、技術が追いつきません。上記写真は、少し色味が濃い過ぎ

全てハンドメイド作品で、工業製品のように規格が統一されたものでもございません。マットな感じもよろしいのですが、今回はすべて最後の仕上げ工程に、あえてかぶれの懸念のない合成漆を塗布してコーティングしています。少しづつ完成品、展示販売して参ります。資材であるお茶の木自体は、限りある資源ともなりますし、活用のできる太さのあるものも希少なものとなります。今後、その魅力を惹きだすべく研鑽を重ね、皆様には和的雰囲気をもつ百花繚乱の指輪をご提供し、日本の文化伝統、遠い歴史に思いをはせ、日常の喧騒の中の少しでも安らぎとなればと願います。