WOOD JEWELRY
「世界の憧れ」
天然木に色を入れるのは不可能とされてきましたが、近年においてスタビライズドウッドとして、色を含侵、かつ強固なガラスのような素材成形ができるようになりました。天然木自体の性質にもよりますが、人間の力と自然が織りなしてできあがる、絵模様は独特の世界観が産み出され、精霊たちが息づいているかのような佇まいがあります。
ウッドの世界では、天然木という性質上、「割れ」というものがつきまとい、その製作品においては、ある種、限界がありました。しかしながら、日本にはのりやコーティングの役割を持った「漆」が縄文時代から使用され、その文化が今に伝えられています。また、この「漆」も近年では、様々な「漆」が開発されてきました。歴史も紐解けば、その漆の活用法は、地域、人によって、○○塗り…など幾多の創意工夫が重ねられ、伝統品として楽しむことができます。
当店では、この西欧の色浸透技術を取り込んで、日本の「漆」をかけ合わせれば、メタルのような頑丈で、かつメタルにはない色彩豊かな素材ができあがると仮説し、素材開発を進めて参りました。
ヨーロッパ人においては「黒」は木星(ジュピター)を意味し、この木星は常に黒で描かれ、その表面内部には黄金がかくされていると信じられていたといいます。こういった思いもありましたが、こと「漆黒」を表現する当時の塗料技術はヨーロッパにはなく、16世紀後半にはその「漆黒」の漆器が日本から輸入され、強烈なインパクトを与え、その「漆黒」は人々の憧れともなっていきました。こういった過去の歴史を踏まえた上で、当店の製作する素材(ことに木工宝飾品)に再び、「世界の憧れ」となる木工へ!と願い統括キャッチワードを標榜しました。
■ウッドでありながら、「割れにはめっぽう強い、メタル並みに強度あって」というキーメッセージを
「鋼のウッド」としてのせていきます。
■ふとした時に、気づきました。「お茶の木」のその触感です。すなわち、直接肌に心地よいものということ、これを伝えなければという思いに駆られ、わかり易く表現するために、「シルキーウッド」とキーメッセージをしました。主として、イヤーカフやブレスレット、リングなどがこの核商品になります。
スタビライズドウッドがあまりにも美しく、まるで木が宝石のようです。マニアの間では利用も図られていますが、知らない方も多くいます。当店では、WOOD JEWELRYとしてその活用領域を拡大していきたいという思いがあり展開を始めたところです。
当店の主として、指輪、イヤーカフの販売サイトはこちら
【CREEMA】ファンタジアウッドという屋号です↓ 現在品揃え量産化へ向け奮闘中です
https://www.creema.jp/creator/7753089
nipponの伝統を引き寄せて
「漆」の技法を応用しウッドリングシリーズ開発途中作品の一部です。地元、温泉湯豆腐を使用した作品を試みました(2枚目)。