古代ケルトの森8　12月２2日生まれ　ブナ

ブナ
森の女王
ブナ科・落葉高木
シンボル：太古の知恵
樹木の神託：「過去には膨大な知のエネルギーがある」
魂の性質：栄誉の傷、高貴、指導者

ブナの樹齢は８００年。長い歳月の中、樹木は知識と知恵がついている。過去を顧みて、それを基盤として新しい未来への指針を示してくれる。ブナに宿るのは女神。すらり背が高く、凛とした美しさをたたえる。幹の曲線が女性らしく、どこまでも優雅さと気品を失わない。

森の木陰では、妖精たちが愛する青年に夢中でしがみつく姿が見られる。まだまだ恋の駆け引き、誘い文句も知らない少女たち。それをブナは微笑ましく見守っている。ただし、そうはしていても、ブナは諭す。恋の戯れ、別れの後悔、「過去に刻んだ傷を忘れてははなりませんよ」と。

私たちには思い出したくもない過去もあるでしょう。どう向き合うべきか？迷うあなたに、ブナの女王は手を差し伸べる。

現実的な問題は時が経つにつれ、徐々に解消されていくかもしれない。しかし傷は魂に残る。その傷を忘れようとする。忘れさせようとする者も周囲にはいるでしょう。これも苦しさの一端。しかし「この傷なくして現在のあなたは存在しない、自己肯定」。ブナの女王はそんなあなたをじっと抱きしめる。

古代ケルトに伝わる恋の成就の魔法があるという。

ブナの幹にお互いの名前を刻み付け、永遠の愛を誓いあう。一本の樹木に二人の名前を刻むことで魂は一つになる。

無知からくる失敗を避けるために、可能な限りの知恵と学びとを「過去」から得ることは重要であると示す。

「過去」を聖なる知恵としてとらえる。自分自身を輝かせる栄誉の傷である。

ブナに教えられること多しです。

身にまといたいシンボルカラーは山繭色（やままゆいろ）
え？一体どんな色

透き通った淡い緑黄色。

ブナの守護石は、サファイヤ

ブナの女神のエネルギーを得るには、あなたのまわりに取り込む、これはブナに限ったことではないようですが。家具や食器、毎日木肌に触れるのもいいようですね。

余り聞こえてこなかった情報ばかりで新鮮です。知識を持って森に涼みに行くのもまた、楽しみの一助となれば幸いです。ハンモックで揺られながら、妖精たちが、どんなイケメンを追いかけているのか見てみたいです。（ドン・・・ハンモックの紐切れろ）失礼しました。

出典：「古代ケルト　聖なる樹の教え」杉原梨江子氏著（実業之日本社刊）より

写真：Wikipedia:ウィキペディアより